新緑の 赤沢森林鉄道 [JITOZU_車両]
参照MAP
この開放型の車両は、緑を感じるのにうってつけである。
写真からも新緑の心地よさが伝わってくる。
私も先日、この鉄道に乗車した。
往復2.2キロの小さな旅だけれど、川沿いから林をジグザグと抜ける、自然な線形は、ちょっとした林鉄気分を十分味わうことができる。
牽引するのは、1996年、北陸重機製の新造車だ。以前は、酒井工作所の当時物を使用していた様だが、現在は、わざわざ当時の機関車を模した機に置き換わっている。
そして、併設の資料館では木曽森林鉄道の貴重な写真とともに保存車両がある。その中で、私が注目したのは制動車だ。
西裕之氏の名著、木曽谷の森林鉄道によると、制動車役割は、"機関車から後方視界が見通せないので(中略)最後尾に一人だけ乗務員が乗車するようになった。"とのこと。
キツイ森林鉄道のカーブに、この狭小2軸車両だとさぞかし、右に左にとコースーターの様だったに違いない。乗っているだけで、とても不安になりそうだ。
制動車導入以前のブレーキ管が繋がる前は、各車に人が乗り手動ブレーキを、機関車の合図に合わせてかけていたというのだから、それに比べればはるかに安全なのだろう。
いずれにしても、森林鉄道の奥深さ。まだまだ、知りたいことだらけであるり
そして今回、他にも、色々な発見があった訪問だったが、その報告は、ちょつとづつ出していく予定です。
2017-05-11 12:48
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