SSブログ

旧成田空港駅 の虚無感? [JITOZU_施設]

IMG_2565.PNG
画像は、京成電鉄東成田周辺の様子である
以前、当ブログで成田新幹線計画を取り上げたことがあった。


その中では触れなかったが、
成田新幹線の影響で誕生したのが
現在は、東成田駅となっている
京成電鉄、旧成田空港駅とのことだそうだ。
.

当時、国としては成田新幹線の敷設は、
京成のそれに比べ優先度が高かったため、
京成のターミナル直下の駅を認めなかったそうだ。

こうして、第1、第2の両ターミナル間という
使い勝手の悪い立地に、京成の成田空港駅が
作られたのである。それが、現在の東成田駅である。


その後、新幹線計画が破棄され、晴れて京成の空港直下駅が誕生したのだ。

と同時に旧成田空港駅は、廃駅にならずに
東成田駅となった。


今回、現在は東成田駅となっている
同駅を尋ねてみた。行ってみての驚きは、
往時の空港駅としての面影を強く残す駅で
あったことである。
特に、閑散とした広い空間は、
行ったことはないけれど、旧共産圏の
地下鉄の駅の様な空虚感がある。

IMG_2566.JPG
あらゆるものが、当時の姿もそのままで、
まさか無いとは思うが、京成の虚無感の
意思表示を感じてしまう。



IMG_2567.JPG

.
とは言え、残された設備、広告や什器類は
初期90年代を知るための数少ない資料なので、叶うことなら、このまま、そっとして
おいてはいかがでしょうか?

美的隧道 大日影トンネル [JITOZU_施設]

IMG_2427.PNG
参照マップ
今にも列車が飛び出してきそうな、
この写真は、大日陰トンネル 遊歩道だ。

1902年に貫通したという隧道であるが、
写真からは、煉瓦と裾が窄まる積み方に
時代を感じる。
新緑と対比した煉瓦色も美しい。

私も2009年に訪れたことがあるが、
トンネル内に残るメモ書きや、
かすかな備品から往時が偲ばれる
楽しい時間だった。
これが、その時の写真だ。
IMG_2433.JPG
今日現在、遊歩道は、漏水のため閉鎖されているとのこと。対応を検討中とのことですが、
できることなら再公開望むばかりです。

因みに、事前に参考した本が 鉄道絶景の旅 
中央東線 版だ。現在amazonでは格安中古
であるが、勿体無いぐらいの情報量である。

週刊 鉄道 絶景の旅 No.01  中央本線(東)

週刊 鉄道 絶景の旅 No.01  中央本線(東)

  • 作者: 作成者
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009
  • メディア: 雑誌





軽便鉄道の箱庭感 尾小屋鉄道を事例に [JITOZU_施設]

IMG_2401.PNG

軽便鉄道の尾小屋鉄道の様子である。
写真のクレジットからは、分からないが、
人の出から察すると、廃車直前の尾小屋駅
だろう。

軽便鉄道というと若い時分は、雑誌、
鉄道模型趣味のナローゲージ模型として
見かける程度で、あまり興味の範疇では
なかった。
ところが、ある程度、歳を重ねると、
気になる存在となってくる。
興味の変遷という意味では、最近幼子に
接する機会が多いが断然、蒸気機関車の
人気が高い。
その理由を雑談程度に考えると、
やはり子供は、知識が薄い分、ドラフト音や、
爆煙など、五感で感じられる乗り物に
惹かれるのではないかと思う。
それが、齢とともにモーター音など現実的な
ものへ興味が移るが、最終的には、
五感に戻る気がするのである。
そして、それをミニマムに体現している
軽便鉄道が気になってきてしまうのだ。
話を写真に戻すと、末期の賑わいの
臨場感は元より、線路の線形、人が写り込む
ことによる機関車や気動車のサイズ感、
古い駅舎が詰め込まれ、まさに、箱庭的な
魅力がイキイキと伝わってくる、素敵な
写真だなあと思います。
現在、同鉄道は、大切に保存されており、
運転会もある様だ。
なつかしの尾小屋鉄道を守る会 時間を作って是非とも訪れたいと思う。
尾小屋鉄道 (RM LIBRARY 116)

尾小屋鉄道 (RM LIBRARY 116)

  • 作者: 寺田 裕一
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 単行本

成田新幹線 計画 [JITOZU_施設]

IMG_2268.PNG

キャプションによると、成田新幹線なる
路線が計画されていた様だ。 私は、その計画の存在を全く知らなかったが、
計画を巡り地元住民の反対や、見切り工事
など、なかなか濃い歴史を持っている様
である。
因みに、その辺りの経緯は、wikipedia
に詳しい。
また、沿線の名残りについては、
にょほほ電鉄さんのサイトが明るい。
ちなみに、個人的なアクセクランキングでは、
にょほほ電鉄さんのサイトは、上位に来る
ほど良質な情報サイトだ。
話を戻すと成田新幹線は、結局実現しなかった
が、その路線を引き継いで成田空港高速鉄道
が誕生した。

その計画失効から高速鉄道実現まで、
実に30年間。人々の考え方や、空港の役割が
変化した賜物だろうか?

尾久 鉄道ふれあいフェスタの今昔 [JITOZU_施設]

IMG_2253.JPG
先日、尾久車両センターにて開催された、
鉄道ふれあいフェスタ2016に参加した。
この写真は、その際の一コマである。

そして次の写真は、2011年の同フェスティバルの様子。

IMG_2249.PNG

私は、この会にも参加したが、雨の日で、とても寒かった記憶がある

当時の顔ぶれを見てみると、カシ釜、北斗星カラー、背景の24系と、もうほとんどの車両は、すでに尾久には居ない。

反対に今年は、EF65やDD51、はたまた583などベテラン勢が登場した。
30年来のファンとしては嬉しい
限りであるが、機関車の性能としては退行している。

そんなこんなで583の引退も取り沙汰される
今、次の展示車両はどうするのかな?
できれば、EF58とか、EF60とか見てみたいものだ。

黒部峡谷鉄道 と その本 [JITOZU_施設]

IMG_2213.PNG
黒部峡谷鉄道の新山彦橋だろうか?
何か、箱庭的な魅力を感じる写真だ。

私自身は未乗だが、右に左に曲がりながら、こういった風景が次々と飛び出してくる路線ではないかと思う。

この鉄道については、たくさんのふしぎの、
黒部の谷のトロッコという号で、
詳しく紹介されている。



黒部の谷のトロッコ電車 (たくさんのふしぎ傑作集)

黒部の谷のトロッコ電車 (たくさんのふしぎ傑作集)

  • 作者: 横溝 英一
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2015/03/04
  • メディア: 単行本

この本では、欅平の先のエレベーターのことや、ザイルを用いて斜面を下る、春先の保線作業など、取材に基づきつつ、親しみやすい文体で描写される。作者や横溝先生も、自然と対峙する鉄道と言う。

この本のストーリーや、絵からは、そのことが、ひしひしと伝わって来ます。専門書も良いけれど、子供向けの本からも学ぶべきことも多いと感じる、秋の夜長でした。


大糸線 糸魚川の煉瓦倉庫とキハ52 [JITOZU_施設]

糸魚川構内における、在りし日のレンガ車庫である。背景の黒姫山とのコントラストも素晴らしい一枚。
IMG_2051.PNG
大正元年、竣工とのこと。私自身、以前キハ52が引退すると聞いて訪れた事がある。
重厚ながら、細部の繊細さに心打たれた。
是非とも保存して欲しかったが、北陸新幹線の用地となり、解体されてしまった。
現在は、同駅にモニュメントして残っている様だ。
この時は、大糸線から、北陸本線、さらに信越本線の妙高号、篠ノ井線で松本と一周旅行だったと記憶している。何とも、贅沢な時間の使い方だ。
その中でも大糸線の平岩駅は、キハとあい交わりは、とても味わい深いものがあった。
当時は、一面二線の交換可能駅だったが、
現在は、一面一線になっている様だ。駅舎も、なかなか立派なものだった。その辺りの様子は、こちらのサイトが詳しい。
と、まあ、煉瓦倉庫と離れた事ばかり、
書いてしまいましたが、乗りごたえ、見応えのある路線です。
ちなみに、煉瓦建築と鉄道の関係では、 以下の本が気になっております。
鉄道と煉瓦―その歴史とデザイン (景観学研究叢書)

鉄道と煉瓦―その歴史とデザイン (景観学研究叢書)

  • 作者: 小野田 滋
  • 出版社/メーカー: 鹿島出版会
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本

JR難波駅 [JITOZU_施設]

この写真は開業前の姿だろうか?
建物の様子からして、只ならぬ雰囲気である。

IMG_2031.PNG

Wikipediaによると、
"1994年9月4日の関西国際空港開港と
同日にJR難波駅に改称された"
とのことだが、私の知るところでは、
同じアルファベット表記の駅として、
京急のYRP野比がある。
こちらは、wikipediaによると、
"1998年(平成10年)4月1日
 -横須賀リサーチパーク開園により
YRP野比駅に改称"とある。 てっきり、YRPの方が古いと思っていた
のだがそうではなかった。 その他、アルファベットの付く駅について、
調べてみると、以下のような回答があった。
より
{JR難波(関西本線)
JR藤森(奈良線)
JR三山木(片町線)
JR小倉(奈良線)
JR五位堂(和歌山線)
JR河内永和(おおさか東線)
JR俊徳道駅(おおさか東線)
JR長瀬駅(おおさか東線)
以上JR西日本 JA広島病院前(宮島線)
以上広島電鉄 以上にYRP野比を加えて全てだと思います。
以前は一畑電車北松江線に日本一長い駅名と
して知られたルイス・C.ティファニー庭園
美術館前がありましたが、
松江イングリッシュガーデン前に改称されて
アルファベットを含まなくなりました。}
なんと、JR西日本に集中している。
と言ってもJRは、社名のためアルファベット
表記は、しかたないのだろう。
とは言え、私鉄との争いが激しい西日本なら
ではの傾向だ。この話題は、突き詰めると
面白いかもしれない。

川崎重工 兵庫工場 [JITOZU_施設]

川重、兵庫工場。
一度は、訪れたいと思いつつ、
未踏の地である。 その魅了は、この写真の様に、
普段、目にすることが不可能な並びを、
いとも簡単に実現してしまうところ。
image.jpeg 何だか、毎日行っても飽きなさそうです。
それは、こんなブログをからも伝わってきます。
川崎重工兵庫工場より中継 それから今回、発見したことは、同工場を、
主管する川重の車両カンパニーの
川崎重工兵庫工場よりサイトが、
発注された台車のことなど、
なかなか魅力的な情報を提供している事。
まだまだ、知らぬことが多いことを
痛感しました。 そして機会を作って、兵庫工場にも
出向きたいと思います。

姫路市営モノレール 手柄山駅 [JITOZU_施設]

どこか日本らしからぬ雰囲気のある、この写真。目を凝らすと、それは、中華の香りがする。
車体の色合い、漢字の看板、金色の装飾物。
そういったものが相混ざり、独特な雰囲気を醸し出している。

しかし、それが嫌というわけではなく、
むしろ、よくぞここまで残してくれたと、
感心するばかりである。
image.jpeg








この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。