9600形 の 産業工芸品的価値 [JITOZU_車両]
参照マップ
これは、富山城址公園の保存車両の、
9628の写真の様だ。9600形の初期型で
あり大変貴重な釜だと思う。
屋根付きの、こんな恵まれた環境に
保存されているとは知らなかった。
個人的には、日本の蒸気機関車の中でも、
魅力ある釜の一つであると思っている。
ボイラーを動輪上に乗せたが故に、
ボイラーの横幅が制限され従って
ボイラーは、高さ方向に伸び
ずんぐりとした形体になった様だ。
しかし、そのどっしりとした佇まいからは、
力強さを感じてしまうのである。
またキャブ側面などカーブを取り入れ意匠も、
工芸品的な美しさがある。
製造数も700両以上と多く、保存車両も多い
方だと思う。
写真の釜もそうしだ車両の一台だが、
他所で多くの人が指摘している様に、
状態が良くない。
屋根があるので腐食は少ないが、
部品の盗難が多い様だ。実際、
この写真からも、車番プレートが無い
ことが分かる。
大正生まれの工芸品を、末長く残せる様に
願いつつ、保存会などの組織的な活動に
期待するしか無いと思います。
2016-12-29 07:19
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